
福島県 / 喜多方・会津若松・大内宿
会津1泊2日!喜多方・鶴ヶ城・大内宿を公共交通機関で一筆書き
東京発・新幹線で行って、特急リバティで北千住へ帰る会津ぐるっと旅
📅 この記事の情報は2026年10月時点のものです。最新情報は各施設・交通機関の公式サイトをご確認ください。
✨ このプランのポイント
- ✓行きは東北新幹線+特急あかべこ号、帰りは特急リバティ会津で北千住まで直通の一筆書き
- ✓喜多方の「喜多屋」でラーメン→ラーメン神社と蔵のまちを散策
- ✓全国でここだけの赤瓦の天守!鶴ヶ城は16時30分の受付終了に間に合わせる
- ✓昭和3年創業の料理旅館「田事」で会津の郷土料理とめっぱ飯
- ✓お座敷・トロッコ・展望席のあるお座トロ展望列車で茅葺き屋根の湯野上温泉駅へ
- ✓大内宿の三澤屋でねぎ一本の高遠そば→見晴台から茅葺き屋根の町並みを一望
📋 旅行概要
東北新幹線で郡山へ行き、臨時特急あかべこ号で喜多方へ。蔵のまちでラーメンを食べたら路線バスで会津若松に移動し、赤瓦の鶴ヶ城を見て料理旅館に泊まる。2日目はお座トロ展望列車と乗り合いバス猿游号で大内宿へ行き、ねぎ一本で食べる高遠そばと茅葺き屋根の町並みを満喫。帰りは会津田島から東武の特急リバティで北千住まで乗り換えなし。同じ道を戻らない、車なしの一筆書きルートです。
🗓️ 旅程
Day 1東京 → 郡山 → 喜多方でラーメン → バスで会津若松・鶴ヶ城
東京駅 出発(やまびこ127号)
東北新幹線で郡山へ(約1時間25分)
東京駅8時7分発のやまびこ127号に乗って、郡山に9時31分に着きます。8時台なので沖縄旅行のときほどの早起きではないですが、それでも休日にしては早めです。
料金は東京→郡山の普通車指定席で、運賃4,180円+特急料金4,270円(通常期)。2026年3月のJR東日本の運賃改定後の金額です。ただ、今回は郡山で降りずに喜多方まで行くので、乗車券は「東京→喜多方」で通しで買っておくと5,720円になります。
指定席の特急料金は閑散期・繁忙期で200〜400円上下するので、えきねっとで日付を入れて確認するのが確実です。

「Shinkansen E5 at Tokyo Station 2025-03-13」撮影:ERIC SALARD / Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0
郡山駅で乗り換え
乗り換え時間は約30分。次は10時4分発の特急あかべこ号
郡山には9時31分に着きます。次のあかべこ号は10時4分発なので、乗り換え時間は30分ほど。あかべこ号のホームへ移動して、のんびり待とうと思います。
喜多方に着いたらすぐにお昼のラーメンなので、ここでは何か食べるとしても軽めにしておくのがおすすめです。

撮影:Mister0124 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
特急あかべこ号で喜多方へ
磐越西線の臨時特急。全車指定席で喜多方に11時30分着
郡山から喜多方へは、10時4分発の特急「あかべこ号」に乗ります。喜多方着は11時30分。名前の「あかべこ」は、首がゆらゆら揺れる赤い牛の郷土玩具のことで、会津に入るとあちこちで見かけます。
2026年春から走り始めた臨時の特急で、全車指定席。特急料金は郡山→喜多方で1,480円(春の運転開始時はえきねっと限定の割引もありました)。車両は特急型ではなく、普通列車と同じキハ110系の2両編成なので、豪華な車内を期待するとちょっと違うかもしれません。
注意したいのは運転日。2026年秋は10〜11月の土休日が中心で、10月は3・4・10・11・12・17・18・24・25・31日、11月は1・2・3・7・8・14・15・21・22・23・28・29日の運転です(JR東日本 仙台支社の発表より)。乗車日の1か月前の10時から発売されます。
春などの時期には、快速「あいづSATONO」で喜多方まで行ける日もあります。運転日は時期によって違うので、行く時期の運転日はJR東日本の時刻表で確認してください。

撮影:Miyuki Meinaka / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
🚃あかべこ号が走らない日に行く場合▶
平日などあかべこ号が走らない日は、磐越西線の普通列車で会津若松まで行き、乗り換えて喜多方へ向かうことになります。特急料金がかからないかわりに時間はかかるので、時刻はJR東日本の時刻表で調べ直してください。
喜多屋で喜多方ラーメン
駅から歩いて20分弱。煮干しの効いたあっさり醤油ラーメン
喜多方に着いたら、駅から20分弱(約1km)歩いて、ラーメン屋の「喜多屋」へ向かいます。
煮干しの効いたあっさり醤油のスープに、七輪でじっくり煮込んだやわらかいチャーシューが載ったラーメンのお店です。せっかくなのでチャーシューメンの大盛りにしたいところですが、このあとラーメンソフトも控えているので、お腹と相談かなと思っています。
営業は10:00〜16:00で、水曜定休(食べログより)。あかべこ号が走る土休日でも開いているのがうれしいところです。席は14席と多くないので、お昼どきは少し待つかもしれません。現金のみのようなので、小銭を用意しておくと安心です。
🍜水曜日や、ほかのお店も気になる場合▶
喜多方ラーメンの老舗「坂内食堂」なら、7時〜18時(ラストオーダー17時50分)と営業時間が長く、週末でも入りやすいと思います。支那そば850円、肉そば1,150円。定休日は水・木曜の不定休とのことです(るるぶ情報)。有名店なので、お昼どきは行列を覚悟しておいた方がよさそうです。
平日に行くなら、喜多屋の近くの「けいこのぎょうざや」も気になっています。店名どおりぎょうざが看板で、にらがたっぷり載った「にらしおラーメン」も名物のよう(KFB福島放送の紹介ページ)。ただ、昼の営業(11:00〜14:00)は平日のみ・日曜定休という情報が複数あったので、行く前に電話(0241-24-2738)で確認するのが確実です。
ふれあい通り(レトロ横丁)とラーメン神社
田付川の西側。喜多方ラーメンミュージアムとラーメン神社、名物のラーメンソフト
食べ終わったら町を散策します。喜多方は「蔵のまち」として有名で、町なかは田付川をはさんで、ふれあい通りとおたづき蔵通りの2つに分かれています。
まずは西側のふれあい通り。今は「レトロ横丁商店街」という愛称がついている地元の商店街で、昔ながらのお店や酒蔵が並んでいます。
ここには、喜多方ラーメンの歴史を紹介する「喜多方ラーメンミュージアム」と、ラーメン神社があります。御神体はラーメンどんぶりで、鳥居は割り箸の形。「麺結びで縁結び」なんだそうです。ラーメンを食べたあとにラーメンにお参りするのもなんだか不思議ですが、名物の「喜多方ラーメンソフト」もあるので、甘いものは別腹ということで寄ってみようと思います(まっぷるより)。
おたづき蔵通りと小原酒造
重要伝統的建造物群保存地区の蔵の町並みと、モーツァルトを聴かせて造る酒蔵
ふれあい通りから田付川を渡ると、おたづき蔵通りです。蔵の町並みが国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれていて(2018年選定、文化庁)、2日目に行く大内宿と同じ仲間です。
ここには、お酒にモーツァルトを聴かせて造る「小原酒造」があります。酒蔵の見学は無料で、10分ほどで見られるそうです(仕込みの時期は入口からの見学になることもあるようです)。お酒の名前も「蔵」に「粋」と書いて「蔵粋(くらしっく)」。ダジャレみたいですが、おみやげにちょうどよさそうです。
帰りのバスに乗る寺町角のバス停はふれあい通り側なので、時間に余裕をもって戻りましょう。

撮影:Qwert1234 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
寺町角から路線バスで会津若松へ
会津バスで会津若松郵便局前に15時8分着
喜多方からは、会津バスの路線バスで会津若松へ向かいます。寺町角を14時20分に出るバスに乗ると、会津若松郵便局前に15時8分に着く予定です。
電車でも喜多方→会津若松は約16分・350円で行けて、運賃はバスの方が高くなります(喜多方駅前→会津若松駅前で1,090円)。それでもバスにしたのは、蔵のまちのど真ん中から乗れて、会津若松でも町の中心で降りられるから。駅に戻る時間と、会津若松駅から町なかへ出る時間を考えると、バスのほうがそのまま観光に入れるのでラクだと思っています。
バスの時刻は改正されることがあるので、行く前に会津バスの時刻表検索で確認してください。
🚃電車で会津若松へ行く場合▶
JR磐越西線なら喜多方→会津若松は約16分・350円。安く早く移動したい場合はこちら。会津若松駅からは、まちなか周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」で鶴ヶ城方面へ向かえます。
鶴ヶ城(若松城)天守閣
全国で唯一の赤瓦の天守。受付は16時30分まで
昭和なつかし館から大手門通りを歩いて、鶴ヶ城へ向かいます。天守閣の開館は8:30〜17:00ですが、最終入場は16:30なので、16時までには着いておきたいところです。
鶴ヶ城の天守は、瓦が赤いのが特徴。赤瓦の天守は今は全国でもここだけなんだそうです。雪の多い会津では瓦が凍って割れやすいので、鉄分を含んだ釉薬をかけた赤瓦が使われるようになったとのこと(nippon.com)。
幕末の戊辰戦争では、このお城で約1か月にわたる籠城戦がありました。天守閣の中は博物館になっていて、そのあたりの歴史も展示されています。
天守閣の入館料は大人410円(鶴ヶ城公式)。茶室麟閣との共通券は520円、御薬園も入れた三施設共通券は730円です。

「Tsuruga-jo castle (37807740366)」撮影:Raita Futo / Wikimedia Commons / CC BY 2.0
料理旅館 田事(たごと) チェックイン
昭和3年創業の老舗で会津の郷土料理
1日目の宿は、料理旅館の「田事(たごと)」にしました。昭和3年(1928年)に割烹料亭として創業した純和風の旅館で、会津若松駅から徒歩15分ほどの城北町にあります。鶴ヶ城からは少し距離があるので、タクシーかまちなか周遊バスで移動しようと思います。
楽しみなのはやっぱりごはん。こづゆ(貝柱のだしで野菜などを煮た会津の祝い料理)やニシンの山椒漬けといった郷土料理が並び、名物は曲げわっぱで蒸した「めっぱ飯」です。お食事処としても営業しているくらいなので、料理目当てで選ぶ宿だと思っています。
宿泊料金はじゃらんで2名1室・1泊2食付き30,800円〜(1人あたり15,400円〜)。週末や時期によって上がります。
ちなみに田事のお風呂は温泉ではなく、内湯と貸切風呂です。温泉にゆっくり入りたい場合は、下の東山温泉に泊まる案も検討してみてください。

写真はイメージ(こづゆ) 「Kozuyu」撮影:Opqr / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

写真はイメージ(ニシンの山椒漬け) 出典:農林水産省「うちの郷土料理」
♨️温泉に泊まりたい場合(東山温泉)▶
温泉に入りたいなら、「会津の奥座敷」と呼ばれる東山温泉に泊まるのもありです。会津若松の市街地からは少し離れるので、喜多方か会津若松の観光のどちらかを削って時間を作るのがいいと思います。
タクシーで向かうなら、途中で御薬園(会津松平氏庭園)に寄ることもできます。会津藩の殿様の庭園で、二代藩主が疫病から領民を守るために薬草園を設けたことが「御薬園」という名前の由来です(庭の始まりは室町時代の別荘)。入園料は大人330円、8:30〜17:00(入園は16:30まで)です(鶴ヶ城公式)。冬は日没が早いので、早めに行った方がよさそうです。
🍽️ 食事
Day 2お座トロ展望列車で大内宿 → 会津田島から特急リバティで北千住へ
会津若松駅 出発(お座トロ展望列車)
お座敷・トロッコ・展望席がひとつになった会津鉄道の観光列車
2日目は、会津若松を9時50分に出る「お座トロ展望列車(会津浪漫花号)」に乗ります。お座敷席・トロッコ席・展望席がひとつの編成になった会津鉄道の観光列車で、渓谷沿いの景色を見ながら湯野上温泉へ向かいます。
全席指定で、乗車券のほかに座席指定券(大人500円)が必要。乗る区間に関係なく一律の料金です。座席は購入時に「お座敷」「トロッコ」「展望席」から選びます。発売は乗車の1か月前からで、お座トロ展望列車座席指定予約のサイトか、会津鉄道の有人駅などで買えます。電話予約はできないそうです(会津鉄道 よくある質問)。
注意したいのが運転日。 走るのは主に春〜11月の土休日だけ(2026年は3月下旬から運転)で、2026年秋は10月12日までの土休日、10月24日〜11月29日の土休日と10月31日〜11月15日の毎日の運転です。10月17・18日の土日は走らないので気をつけてください(JR東日本の時刻表より)。
お座トロが走らない日は普通列車で同じ区間を移動することになります。たとえば会津若松9時2分発の普通列車なら湯野上温泉に9時42分ごろ着きますが、その後のバスの時刻も変わるので調べ直してください。

撮影:RiceCracker / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
猿游号で大内宿へ
湯野上温泉駅と大内宿を結ぶ乗り合いバス。11時50分着
湯野上温泉駅からは11時30分発の「猿游号(さるゆうごう)」で大内宿へ。20分ほどで、11時50分に大内宿入口に着きます。
猿游号は湯野上温泉駅と大内宿を結ぶ乗り合いバスで、4〜11月は毎日運行しています(冬は土日などに限られるようなので、冬に行く場合は要確認)。2026年度は1日6往復で、湯野上温泉駅発は9:45・10:30・11:30・12:15・13:35・14:55です。
きっぷはバスのフリー乗車券で、大人1,100円・小児500円。バスの車内で買えます。片道券はありません。
前日までに予約した人が優先して乗れる仕組みなので、満席で次の便に回されるのが心配なら、運行している広田タクシー(0242-75-2321)に電話で予約しておくと安心です。会津鉄道の列車に合わせたダイヤですが、列車が遅れても接続は待ってくれないようです。
三澤屋で高遠そば
箸のかわりに長ねぎ1本で食べるそば
大内宿は江戸時代の宿場町の姿が残っていて、茅葺き屋根の家がずらっと並んでいます。
お昼は「三澤屋」で高遠そばを食べようと思います。箸のかわりに長ねぎ1本ですくって食べるスタイルで、ねぎは薬味としてかじりながら食べるそうです。そばは地粉を井戸水で打った二八そばで、辛めの大根おろしの汁でいただくとのこと。高遠そばは1,320円(2024年時点のまっぷる情報)。
「高遠」は長野県の地名で、会津松平家の初代・保科正之ゆかりの高遠から伝わったとされています。ねぎ1本で食べるスタイルは、三澤屋のご主人が始めたものなんだそうです(まっぷるより)。
営業時間は9:30〜16:00で、基本は無休(1月は第2月〜金曜が休み)。人気店なので、お昼どきは待つことも考えておいた方がよさそうです。
大内宿町並み展示館
殿様のための宿「本陣」を復元した建物
最後に「大内宿町並み展示館」へ。宿場時代の本陣を復元した建物で、藩主がかごに乗ったまま出入りした専用の玄関や、昼食に使われた「上段の間」まであります。囲炉裏には1年中まきがくべられているそうです。
入館料は250円、9:00〜16:30(るるぶ情報)。見学は20分くらいなので、帰りのバスの前にちょうど収まります。
猿游号で湯野上温泉駅へ戻る
14時15分着。行きに買ったフリー乗車券で乗れる
帰りは大内宿を13時55分に出る猿游号で、湯野上温泉駅に14時15分に戻ります。行きに買ったフリー乗車券がそのまま使えます。
この便を逃すと次は15時15分発になり、乗りたい列車に間に合わなくなるので、町並み展示館を出たら早めにバス乗り場へ向かいましょう。
お座トロ展望列車で会津田島へ
会津浪漫星号で会津田島に14時56分着
湯野上温泉を14時24分に出るお座トロ展望列車(会津浪漫星号)に乗って、会津田島に14時56分に着きます。座席指定券(500円)は行きとは別に必要です。
こちらも運転しない日は普通列車になるので注意。時刻も変わるので、その場合は帰りのリバティまで含めて調べ直してください。
特急リバティ会津142号で北千住へ
会津田島から北千住まで乗り換えなし。18時2分着
会津田島で15時発の特急「リバティ会津142号」に乗り換えると、北千住に18時2分ごろ着きます(終点の浅草は18時15分着)。
乗り換え時間は4分しかありません。 降りたら寄り道せずにリバティのホームへ向かいましょう。お座トロが遅れたときにどうなるかは、事前に会津鉄道に確認しておくと安心だと思います。
リバティ会津のいいところは、会津田島から東武線の北千住・浅草まで乗り換えなしで帰れること。料金は会津田島→浅草で特急料金2,490円(駅探で確認)。乗車券は会津若松→浅草の通しで4,790円なので、2日目の電車代はお座トロの座席指定券を合わせて8,000円ちょっとになります。
帰りはぐっすり眠れそうですが、寝過ごすと終点の浅草まで行ってしまうので、北千住で降りる人はアラームをかけておきましょう。

撮影:Toshinori baba / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

撮影:MaedaAkihiko / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
🍽️ 食事
🚉 交通のコツ・注意点
- 💡交通費+入場料で約22,500円。宿(1泊2食)と合わせて1人あたり約4万3千5百〜4万7千5百円(2026年10月調べ。田事を楽天トラベルの21,000〜25,000円で計算。2名1室ならもう少し安くなる)
- 💡特急あかべこ号・お座トロ展望列車はどちらも土休日中心の運転。運転日が重なる日を選ぶ
- 💡お座トロの座席指定券(500円)は乗る列車ごとに必要。乗車1か月前から発売、電話予約不可
- 💡猿游号はフリー乗車券(1,100円・車内販売)のみ。前日までに予約すると優先して乗れる
- 💡会津田島でのお座トロ→リバティの乗り換えは4分。降りたらすぐホームへ
- 💡喜多屋は水曜定休。喜多方の飲食店は土休日に昼営業していないお店もあるので、ほかのお店に行くなら事前に営業日を確認











